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人種差別

ペンネーム:Sue
住所:大阪府
E-mail:非公開
留学時年齢:18歳
性別:女
留学した国:アメリカ
留学期間:1990年9月〜1995年6月
学校名:サウスアラバマ大学

私の留学した所がアメリカ南部だったからかもしれませんが、「人種差別」は意外にも未だにアメリカ人の中に存在しています。それが証拠に、今でも時々TVで黒人差別等がからんだ事件が報道されていますよね。映画"ミシシッピーバーニング”に出てくるKKK(Ku Klux Klan)という名の反有色人種・反ユダヤ人の白人秘密結社も未だ存在し活動しています。

人種の坩堝の国アメリカといえども人種差別は根強く残っているのです。また人が良さそうなクリスチャンも心の奥にその差別の意識を残している人も多くいます。そういう人々は普段は友好的で何の問題もありませんが、踏み込んだ話になったりすると差別意識を隠せない意見も出てきます。それは、我々日本人にもあることなので、彼らを責めることなどできません。日本人にだって、他のアジア人に対する差別意識を持つ人も大勢いますから。

私が留学していた大学のある教授は前述のKKKの隠れ団員でした。
授業中の彼の発言で、私はあまりにびっくりして”開いた口がふさがらない”状態となりました。
それは、「私はInternational students(留学生)が嫌いだ。彼らには一刻も早く自国へ帰ってもらいたい。彼らの下手な英語を聞くと、むしずが走る」というものでした。

不幸中の幸いで私は彼のクラスは取っていなかったのですが、彼のクラスでは、留学生はどんなに頑張ってもAをもらえないということでした。
”ひどい先生がいるから”とカナダ出身の友人に誘われて潜り込んだ彼の授業中、運良く?飛び出した発言でした。
他の先生のクラスでも「日本に原爆が落とされたから他のアジアの人々は救われた。原爆は彼らにとって大きなうれしいプレゼントであった。」と講義されました。それに異議を申し立てたアメリカ人も居ましたが、彼らはオールAだった人もファイナル(学期末試験)で何故かCを付けられていました。学長に抗議して成績を上げてもらえた人もいましたが、英語が流暢に使えず、又、小心な日本人には無理だったようです。

留学中、私は”日本人”というマイノリティーでした。自由主義、民主化という言葉は時には良くても、少数派(マイノリティー)には冷たい・厳しい言葉でした。もちろん温かい出会いもたくさんありましたが、マイノリティーという立場を経験して、初めて日本にいるマイノリティーについて考えるようになりました。日本ではその存在さえ無視した状態だったことを反省しました。
私の留学先での友達の多くはアメリカ国内ではマイノリティーな人です。ゲイやレズ、外国人、黒人、マイノリティー同士理解し合える環境に居たからでしょう。同情でしょうね。 誤解しないで欲しいのは、アメリカ人全員が人種差別の意識を持っているわけではないということです。中には、本当にお互いを理解し合おうという姿勢の人もいます。

せっかく留学することですし、たくさんの国のたくさんの人の、たくさんの意見や考え方に触れてきて下さい。
授業以外の勉強も色々とできますよ。





AMITY-NETからのひとこと  By AMITY

マイノリティー(少数民族)などへの差別はアメリカに限ったことではありません。
日本でもヨーロッパでも南半球でも確実に存在します。
そういうことを身をもって体験することが留学の目的ではありませんが、正しく現実に向き合うことによって人間の幅も広がることでしょう。
人種のるつぼの中で日々まめまめしく差別をあらわにしている几帳面な方に出会うことも、また人生の経験であります。






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