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ホームステイ(学生寮)の失敗談...

ホームステイのルール

ペンネーム:のりりん
住所:東京都
E-mail:非公開
留学時年齢:25歳
性別:女
留学した国:イギリス、ケント州
留学期間 :1996年3月〜1996年7月
学校名:語学学校

< ホームステイがうまくいかないのは、必ずしもホストファミリーに問題があるからだけだとは言えません。
私がいた家で、ホストマザーと毎日のように喧嘩して2か月で出て行った22歳の韓国人の女の子の例を書きます。
ホストファミリーには「ピンやテープの跡が残ると壁紙を貼り直さなくてはならなくなるから、お部屋の壁には何も貼らない」というルールがあったのですが、彼女の部屋は紙がいっぱいはってありました。
それは英語の勉強のためのもので、写真とかポスターとかいったものではなかったのですが、壁に跡がのこることに違いはなく、「なんでこれが悪いんだ!」と怒っている彼女を年上である私はなだめながらも心の中では「なんでこんな基本的なことができないんだろう」と不思議でした。

彼女のことを「冷蔵庫の中やキッチンのものを勝手に使ったり食べたりする」とホストマザーがこぼしていたのですが、彼女は「こんなことなんでもないことで、冷蔵庫の中のものをちょっと使ったり、食べ残したものを食べたりすることがそんなにいけないことか!」というので、私が「使ったり、食べたりしたければ、ひとこと断ればいいのではないかなあ」と言うと、「自分の家だったら、同じことしても家族はなにもいわないし、ましてや怒られる筋合いの話ではない」とすごい剣幕でした。私も、留学生用の小さな冷蔵庫に買って来ておいたジュースを飲もうと思ったとき、シールが切られて半分飲まれていたことがあるので、ホストマザーの不愉快な気持ちは理解できました。

食事の時間に彼女があらわれずに、せっかく作った彼女用の食事が無駄になることがよくありました。
「1日2食分のお金を払っているんだから、食べようが食べまいが勝手ではないか」「レストランで食事代を払って食べ残しておこられるか」というので、私が「作る前に言っておくのが礼儀ではないかしら」というと、「食事をキャンセルしてもお金は返してくれないだろう」と言っていました。
彼女は元々「イギリスのビーフはデンジャラスといって牛肉をたべないので、夕食がビーフの時は彼女用に違うものをホストマザーが作ってくれていたのですが、彼女は自分だけ特別なのが嫌で、そういう日は食事時間に帰って来なかったり、テーブルについた彼女にホストマザーが「あなたのはポークだから安心して」といっても食べず、付け合わせの野菜だけを食べているので、ホストマザーが「せっかくあなたのためにそれを作ったのよ、捨てなきゃいけないのはもったいないわ」というと、突然席をたってダイニングルームを出ていってしまったりしました。そのようなことがあるたびに、気まずく食事をすることになるのでした。その時は私をふくめて5人学生がいました。みんなそれぞれ苦手な食べ物があり、ホストマザーはちゃんとそれを覚えておいてくれて、違うメニューにしてくれていましたので、食べ物の好き嫌いのある私にはとてもありがたかったのですが、同じことをされても人によってとりかたがずいぶん違うものだなあと感じました。

この家では食事時間がきまっており、朝は8時30分、夜は6時にきっかりはじまります。 その時間には全員テーブルについていて、一緒に食事をはじめます。それがきゅうくつで、嫌だと彼女はいってました。ある日、6時すこしすぎた時にどこかから電話がかかって来ました。ちょうど焼きたてのお肉がそれぞれの前におかれた直後で、電話をとったホストマザーが、「いま食事中なんだけど大事な用事?」と聞いたら「違う」と相手が答えたようで、食事が終わったころもう1度向こうからかけなおしてくれることに決まって電話を切ったようでした。それから20分後、デザートのころまた電話があり、今度は彼女にとりつぐと、電話を終えてダイニングルームに戻ってきた彼女は、無言で、誰に話し掛けられてもイエス、ノーしか答えず顔を動かさずに怒りをこらえているというのが、側で見ててよくわかりました。食事が終わって、テーブルをかたづけはじめると、彼女はホストマザーのところにいき、「私にかかってきた電話をどうしてとりつがないのだ」と抗議しはじめました。ホストマザーが理由をいうと、「あなたには電話をとりつぐ義務がある。私にかかってきた電話をかってに切る権利はない」と言いました。あとで、彼女に聞いたところでは、その電話の友人は他の町からわざわざ電車で来ていて、表で20分も待たなければならなかったそうです。「電話なんてほんの数分ですむことなのに、食事中だからといってとりつがないなんて、嫌がらせとしか思えない」と言う意見でした。

同居しているスペイン人の女の子が、「わたしも前に同じようなことがあったけれど、友達には電話するときは夕食時間をはずしてくれるようにいっとけばすむことじゃない、そんなに怒らなくてもさ」とラテン系らしくあっけらかんと言ったことに対し、彼女は「なんで夕食を全員で6時に一緒にたべななきゃいけないんだ」と応戦しました。ラテン人は、「だってそれがここの家のルールだもの、しようがないじゃないの」と結論を言いました。彼女のように自分のルールだけで世界が回っていると思うと、ホームステイは失敗すると思います。





AMITY-NETからのひとこと  By AMITY

留学では習慣、ルール、考え方、判断などのくい違いを経験することがあって当然です。
のりりんさんは、この投稿の中で多くのエピソードを紹介して下さいました。
これらひとつづつに対してどちらが正しくてどちらが間違っているということを考えるのではなく、それぞれに違いがあることを認め、お互い少しでも快適にに暮らすためにはどのようなルールを守るべきか、または提案すべきかを考えることが重要であると思います。






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